ジュード・ベリンガム争奪戦から撤退せざるを得なかったリバプールは、別のターゲットに関心を移している。最低でも即戦力級のミッドフィルダーを2〜3名を獲得しなければならず、今季の不調から脱するためにも最高の補強が求められる。
独『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者によれば、リバプールの獲得リストにはデクラン・ライス(ウェストハム)、モイセス・カイセド(ブライトン)、ニコロ・バレッラ(インテル)、ライアン・フラーフェンベルフ(バイエルン)、マテウス・ヌネス(ウルブス)の5選手の名前が記載されているようだ。
News #LFC: Still on the shortlist and being discussed with #Klopp confirmed: Rice, Caicedo, Barella, Gravenberch and Nunes. Klopp 100 % involved in the decision not to buy #Bellingham. Decision was taken with the owners. @SkySportDE 🏴 pic.twitter.com/IzDthesnAV
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) April 12, 2023
中でもイングランド代表の常連で、所属するクラブでもキャプテンを務める守備的MFデクラン・ライスは、プレミアリーグや代表レベルでも実績十分。チャンピオンズリーグでの経験こそないが、計算できるミッドフィルダーであることは間違いない。
ブライトンMFモイセス・カイセドも21歳ながら、プレミアリーグで評価を高め続けている。アンカーでも、インサイドハーフとしてもプレーでき、豊富な運動量でピッチ全体をカバーできるため、いまのリバプールに必要な人材になるはずだ。
ニコロ・バレッラやライアン・フラーフェンベルフはプレミアリーグ経験はなく、イングランドで活躍できるかは未知数。前者はチャンピオンズリーグで多くの試合に出場しており、小柄ながらもファイトできるタイプのミッドフィルダーだが、フィジカルには疑問が残る。
後者は昨夏にバイエルン・ミュンヘンに移籍。新天地では出場機会に苦しんでいるものの、ドイツの強豪クラブが1年だけで見限るとは考えにくく、移籍が成立する可能性は低いと思われる。
ポルトガル代表MFマテウス・ヌネスに関しては、一部の情報では優先順位が下がったとの報道もあり、イングランド1年目で能力を100%発揮しているとも言い切れず、即スタメンになれるタイプの選手とは言えない。
他にも、メイソン・マウント(チェルシー)やコナー・ギャラガー(チェルシー)など多種多様なミッドフィルダーの名前が飛び交っており、その真意は掴みにくい。
はたして、リバプールが今夏に獲得するミッドフィルダーは誰になるのだろうか…?