チェルシーとの新契約交渉が順調に進んでいないイングランド代表MFメイソン・マウント。現行契約が2024年6月までとなっており、フリートランスファーを避けるためにも、今夏の移籍マーケットでの売却も噂される。
スタンフォード・ブリッジではこれまで192試合33ゴール37アシストを挙げている同選手には、ミッドフィルダー陣の刷新を図るリバプールが契約交渉の進捗をチェックしており、アレクシス・マック・アリスターやマテウス・ヌネスらとともに優先ターゲットとして獲得を画策している。
トーマス・トゥヘル新監督が就任したバイエルン・ミュンヘンも視線を向ける中、プレミアリーグで4位を争うライバルチームも関心を寄せている。
海外メディア『Athletic』によれば、ニューカッスル・ユナイテッドもイングランド代表MFの動向を注視しており、獲得のチャンスを狙っている。ただし、現時点ではリバプールが有利な立場になるとも伝えている。
ユルゲン・クロップ監督も獲得を熱望しているものの、チェルシーも同じリーグのクラブに対して安く売却することはない。契約満了期限が迫っているとはいえ、まだ1年以上あり、ロンドンに残留することを説得できる可能性もゼロではない。
同紙はさらに要求金額にも言及しており、7000万ポンド(約98億円)が獲得に必要になるようだ。移籍金や給与の勝負になれば分が悪いリバプールだけに、クロップ監督の存在や新たな時代の中心になることを理由に、選手の心情に訴えかけたい。
英『The Guardian』によると、チェルシーで指導を受けたトゥヘル監督との再タッグにも興味を示しているとも報じられており、争奪戦は刻一刻と状況が変化している。
恩師でもあるフランク・ランパード監督が新たに就任しており、チェルシー残留も考えられる。シーズン終了までに新契約締結とならなけければ、今夏の移籍市場での注目株のひとりになりそうだが、はたして…!?