主力ミッドフィルダー陣が相次いで30歳を超え、中盤の運動量や強度が低下傾向にあるリバプール。ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチら若手が急成長中だが、毎週のように高いパフォーマンスを出すには、もう少し経験値が欲しい。
マテウス・ヌネス(ウルブス)やメイソン・マウント(チェルシー)ら即戦力獲得に動いている。今夏の移籍市場では最低でもミッドフィルダー2選手を加えたいところだが、将来に向けた投資も忘れていない。
英『Daily Mail』によると、ウェストハム・ユナイテッドやウルヴァーハンプトン・ワンダラーズらも狙うブリストル・シティMFアレックス・スコットに対して、リバプールも関心を示しており、補強部門のトップが同選手もプレーしたイングランドU-20代表戦を視察したようだ。
弱冠19歳MFは今季チャンピオンシップで37試合に出場を果たしており、5アシストを記録している。鋭くも巧みなドリブル突破に加え、的確なパスでチャンスを作り出す。イングランド代表のアンダーカテゴリーの常連でもある。
プレミアリーグ経験がなく、トップレベルの試合でどこまで活躍できるかは未知数。それでも非凡な才能を見せる同ミッドフィルダーだけに、ベンチメンバーとしてカップ戦を中心に出場させ、長期的な目線で育てられれば、ヨーロッパでも屈指の選手になり得る。
ジュード・ベリンガム争奪戦から撤退したリバプールは主力を任されるミッドフィルダー以外に、若きミッドフィルダーも獲得するのだろうか…?