昨年の冬にコロンビア代表FWルイス・ディアス、昨夏にはウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス、今年の1月にはオランダ代表FWコーディ・ガクポを立て続けに獲得したリバプールは、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが退団するものの、十分耐えうる戦力を有している。
ハーヴェイ・エリオットやファビオ・カルヴァーリョらがフォワードとして起用される試合もあり、来シーズンに向けては戦力強化よりもコンビネーションを高め、個々人の能力を上げることが最優先となる。
事実、新たなミッドフィルダーやセンターバックを優先的に探しているリバプールだが、移籍市場で4回連続でフォワードの獲得に乗り出すかもしれない。
海外メディア『90min』によれば、ブライトンで台頭し始めているアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンを巡る獲得レースに参戦しているクラブのひとつとして、リバプールの名前が挙がっているようだ。
今季プレミアリーグで10試合3ゴールを奪う新進気鋭のフォワードには、バイエルン・ミュンヘンやナポリ、バルセロナら各国の強豪クラブが関心を示している。イングランドからはチェルシーやニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッドらもスカウティングを進めている。
前述した通り、リバプールが次の移籍マーケットでフォワード獲得に動く可能性は低い。センターフォワードの後継者としても、オランダ代表フォワードを迎え入れ、少しずつチームに適応しており、さらなる補強は考えにくい。
恵まれた体躯に加えて、ブライトンの多彩な攻撃パターンにも対応できるだけの器用さを兼ね備える若きストライカーだけに、熾烈な争奪戦が予想される。とはいえ、またプレミアリーグでの経験値も少なく、ブライトンでの成長が第一優先だろう。
非凡なポテンシャルを有するアイルランド代表FWは、世界的なストライカーの仲間入りをするためにも、イングランド国内で評価を高め、適切なステップアップを遂行できるだろうか…?