勝利を重ねる時期もあれば、下位チームに敗れるなど不甲斐ない内容で終える試合もあり、不安定なパフォーマンスが続くリバプール。シーズン終盤の巻き返しをするためにも、最近の試合ではユルゲン・クロップ監督はマンチェスター・シティやアーセナルのような偽サイドバックを採用。
右サイドバックでプレーするイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを攻撃時に中盤に上げ、ファビーニョと並べる形でビルドアップを展開。戦術を変えてからは負けておらず、トレント自身も毎試合でアシストを記録するなど、チームとしても調子を取り戻しつつある。
現役時代にはリバプールやストーク・シティに在籍し、プレミアリーグで活躍した元イングランド代表DFグレン・ジョンソンはいまの戦い方を今後も続けていくとは思っておらず、あくまでオプションのひとつになると持論を展開した。
「トレントは当然素晴らしい選手で、それは間違いない。ただ、時として、ある選手がポジションを見つけようとするとき、ちょっと厄介で、他の選手の邪魔になる可能性があると思う。」
「だから、ここ数試合で見られたような役割を果たすことができるのは事実だが、それが長期的な解決策になるとは思っていない。しかし、特定の試合、特定の相手との対戦では、間違いなく脅威となる可能性があるね。」
「でも、格上の相手と対戦しているときは、彼らのように逃げられない試合もあるはずだ。」
「リーズ戦では、失礼かもしれないが、彼らは本当に、本当に苦しんでいて、どんなプレーをしても勝てたはず。しかし、トップ4を相手にそんなことができるのか?そうではないかもしれないが、そうする必要もない。」
「腰を落としてポゼッションを支配しようとするチームに対して使える糸口になるかもしれない。だから、武器として持っておくのはいいことだと思うが、毎週、毎週、レギュラーポジションになるとは思っていない。」
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