ジュード・ベリンガム獲得レースから手を引いたリバプールは、チェルシーで契約交渉が前に進んでいないイングランド代表MFメイソン・マウントを筆頭に、同じくチェルシーのコナー・ギャラガーやブライトンMFアレクシス・マック・アリスターらがトップターゲットになっている。
昨夏にはリバプールも関心を寄せたものの、結果的にバイエルン・ミュンヘンに加入した元アヤックスMFライアン・フラーフェンベルフも関心度が高いターゲット。ドイツ王者ではプレー時間を得られておらず、今後の起用方針によっては、同選手はアンフィールドでのプレーにも前向きだ。
争奪戦から撤退したベリンガムにも似たようなプレースタイルを有する同ミッドフィルダーだけに、ユルゲン・クロップ監督が希望するタイプの選手であることは明らか。
クリスチャン・フォーク氏(ドイツ人記者)によれば、選手側はリバプールからの興味を歓迎しているとしたうえで、監督含めたクラブ側との話し合い次第では移籍を希望することになるだろうと綴った。
「リバプールとオランダで、ライアン・フラーフェンベルフのマネジメント担当者とミーティングがあった。だから彼はリバプールの興味を知っており、興味ははっきりしている。」
「マンチェスター・シティとの試合後、ライアンと関心のあることについて話したが、彼はそれについてコメントしたがらなかった。しかし、彼は満面の笑みを浮かべていたので、レッズの関心が彼にとって名誉なことであることは明確だった。」
「契約もあるし、ハサン・サリハミジッチによる引き留めもわかっているから、もちろんコメントしたくはなかったんだろう。しかし、ミュンヘンの現状に満足していないことは明らかで、数週間後に行われるであろう来季のチーム編成の際に、トーマス・トゥヘル監督とも話し合い、その上で彼のための解決策を見出すことになるだろう。」
「バイエルン・ミュンヘンは今のところノーと言っているが、この件についての彼らの立場は定まってはいない。もし、お金を得ることができれば、彼らは検討するだろうし、彼の顔を見れば、リバプールの選手になることを強く望んでいることがわかっただろう。」
CaughtOffside
トーマス・トゥヘル監督に代わってもなお、途中出場が続いている。ところが、就任以来、成績が芳しくないだけに、スターティングイレブンをガラッと変える可能性すらある。その際に、20歳ミッドフィルダーにもチャンスが与えられるかもしれない。
とはいえ、推測でしかなく、そうなる未来が確約されているわけではない。
問題は移籍金としてバイエルンがどの程度を要求するかどうか。昨夏の移籍マーケットで獲得したばかりの選手であり、ブンデスリーガを代表する選手になり得るだけのポテンシャルを有している。さらには、契約期間も2027年まで残しており、決して安い金額で獲得することはできない。
スタメンを争える能力を持つミッドフィルダーを最低でも2選手確保せねばならず、限られた資金内でリバプールがどのような補強を実施するのか見守りたい…