2015年の夏にマンチェスター・シティとの契約満了に伴い、フリートランスファーでリバプールに加入した元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー。中盤での起用だけでなく、左サイドバックや右サイドバックとしてもプレーし、高いユーティリティ性を発揮。
副キャプテンも担い、精神面でもチームを引っ張り続け、アンフィールドでの出場試合数は “300” を超える。リーズ・ユナイテッド時代には、当時のリーグ最年少得点記録を更新したミッドフィルダーもいまや37歳と “大ベテラン” になった。
昨夏には1年契約でリバプールに残留したが、現時点では契約更新がなされておらず、今シーズン限りでの退団もあり得る。30代後半ながらも、トップレベルでプレーできることを証明し続ける同選手には、プレミアリーグのクラブも放っておいてはくれない。
海外メディア『The Athletic』によれば、今シーズン好調をキープするブライトンや来季からプレミアリーグ昇格が決定したバーンリーの2クラブが獲得に関心を示しており、移籍気なしで補強できるチャンスを伺っている。
今シーズンも37試合に出場している同選手だが、ほとんどが途中からの出場。トップリーグでもスタメンを張れるだけの能力を持っており、プロサッカー選手として多くのプレー時間を求めるのは普通のことだ。
アレクシス・マック・アリスターやモイセス・カイセドら中核選手に退団の噂が飛び交っているブライトンにとって、プレミアリーグや代表で経験豊富なミルナーは、元リバプールMFアダム・ララーナとともにプレー面と精神面の両方でチームを牽引できる人材は貴重な戦力になるだろう。
バーンリーは、マンチェスター・シティ時代に同僚だった元ベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが監督としてチームを率いる。久しぶりのプレミアリーグ挑戦だけに、トップリーグでキャリアの長いミッドフィルダーはチームに経験を与えてくれる。
シーズン終了後にリバプールと契約更新について話し合うとも言われるミルナーだが、来シーズンはどのクラブでプレーしているのだろうか…?