中盤の主軸の平均年齢が上がっており、世代交代が求められているリバプール。ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチら若手が成長しているが、シーズンを通してのレギュラーで過ごした日々は少なく、若くて経験豊富なミッドフィルダーに照準を絞っている。
連日のように、多種多様なミッドフィルダーの名前がメディアで報じられる中、イングランド代表MFジュード・ベリンガム争奪戦から手を引いたリバプールは、同じくスリーライオンズのMFメイソン・マウントが大本命に繰り上げられた。
2024年までチェルシーとの契約を結ぶ同選手だが、契約更新に向けた話し合いは進んでいない。しかし、同クラブはファーストチームでの出番を約束するなど交渉は続いている。また、指揮官就任が噂されるマウリシオ・ポチェッティーノ監督の存在が大きな後押しになり、残留に向けて自信を深めていると、英『Football Insider』が報じた。
ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラが30歳を超え、フルシーズンを全力で戦い抜くことが難しくなっており、ファビーニョもまもなく30歳を迎える。ユルゲン・クロップ監督の第2次政権で中核を担う選手として、イングランド代表MFの動向を注視し続けている。
もしもチェルシーとの交渉が決裂した場合には、今夏の移籍市場で売却する可能性が高く、7000万ポンド(約98億円)を要求するとも言われる中だが、契約が1年だけしか残っていない選手に対しての評価額として高過ぎる。
ロンドンのクラブがフリートランスファーでの移籍を許容しつつ、移籍金を下げない場合には、リバプールが獲得に動く確率は低い。イギリス人というプラスアルファがあるにせよ、適正価格を意識しているリバプールからすれば、評価額に乖離があるはずだ。
まだまだ交渉は続きそうだが…はたして、イングランド代表MFは来シーズン、どのクラブでプレーしているのだろうか…?