ジョエル・マティプとフィルジル・ファンダイクが30歳を超えて、サッカー選手としてのキャリアの頂点を過ぎた印象は否めない。ジョー・ゴメスも期待されていたほどのレベルに到達しておらず、若くて安定的なパフォーマンスを披露しているのが、フランス代表DFイブラヒマ・コナテのみ。
新たなミッドフィルダーが最優先のターゲットだが、センターバックも補強ポイント。人気銘柄、クロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオルこそ獲得不可能だが、今夏の移籍市場に向けて様々なディフェンダーが候補として報じられている。
ベンフィカに所属するポルトガル代表DFアントニオ・シウヴァもそのひとりで、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドらも関心を寄せているとかいないとか。
英『Football Insider』によれば、同選手のパフォーマンスを確認するため、リバプールがスカウトを派遣したようだ。また、契約解除金、つまりは移籍金が7700万ポンド(約107億円)に設定されており、19歳センターバック獲得には多額の資金が必要だ。
2027年まで契約を結ぶ若きポルトガル代表DFは、ベンフィカでレギュラーを任されており、今シーズンはここまでプリメイラ・リーガで26試合に出場。チャンピオンズリーグでも10試合でピッチに立っており、若くして経験も豊富。
将来を嘱望されるセンターバック獲得に動くことは、リバプールにとっては難しそうだ。移籍予算の大半を中盤強化に費やすため、ディフェンダーには多くの資金を向けられない。現実的には、フリートランスファーでチームを去る選手か、比較的割安で獲得できる有望な若手選手がターゲットになる。
来季のCL出場権を得られない可能性が高いため、それが移籍にも影響しそうだが、リバプールはどのような選手をこの夏に加えることになるのだろか…?