ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラ、ファビーニョらが年齢を重ね、毎試合のように全力のプレーを見せ続けることが難しくなっている一方で、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレン、ジェームズ・ミルナーらも退団が迫っており、リバプールは中盤のリビルドが求められている。
ボルシア・ドルトムントで世界でもトップクラスの若手選手に成長したイングランド代表MFジュード・ベリンガムを追っていたものの、高額すぎる移籍金から争奪戦から撤退。その後もあらゆるメディアが、様々なミッドフィルダーの名前を報じてきた。
5月に入り、プレミアリーグの残り試合数も少なくなってきた段階で、リバプールが狙うミッドフィルダーが絞られ始めた。ポール・ジョイス(英国人ジャーナリスト)によれば、ブライトンMFアレクシス・マック・アリスター、チェルシーMFメイソン・マウント、バイエルンMFライアン・フラーフェンベルフの3選手を狙っているようだ。
「リバプールが、ジュード・ベリンガムのような “メガ” スターをひとり獲得するよりも、複数の選手に移籍金を使う方が賢明だと判断したため、マック・アリスター、チェルシーのメイソン・マウント、バイエルン・ミュンヘンのMFライアン・フラーフェンベルフなどがターゲットになっている。」
The Times
アルゼンチン代表ミッドフィルダーはすでにリバプールと交渉の席についており、中長期のプロジェクトなどを説明がなされた。選手側はアンフィールドでのプレーを希望しているとも言われ、ブライトンとの交渉と個人契約の詰めが残されている。
小さい頃からチェルシーで育ったイングランド代表MFは、所属クラブと契約更新を巡り交渉が長引いている。積極的な補強を繰り返す同クラブでの出場機会の確保や給与条件で開きがあるようで、今年の夏には契約が残り1年を切るため、退団の可能性が高まっている。
昨夏にアヤックスからバイエルン・ミュンヘンに移籍したオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフは、新天地で出番に恵まれていない。選手本人は今後もプレー時間が増えないのであれば、退団も辞さない構えでおり、予定されているクラブとの話し合いが重要な転機になるかもしれない。
いずれにしても、リバプールは最低でも2〜3選手を獲得しなければならず、オーナー陣は多額の予算を準備しているとも。
はたして、リバプールはどのミッドフィルダーをチームに加えることができるのだろうか…?