ミッドフィルダー陣の強化に加えて、リバプールの補強ポイントと言われるのが、センターバック。ジョエル・マティプとフィルジル・ファンダイクがともに30代になり、全盛期ほどのパフォーマンスを見せられていない。
マティプには今夏での退団も囁かれる中、新たなセンターバック探しを進めるリバプールは、フランクフルトDFエヴァン・エンディカなど20代前半のディフェンダーに関心を寄せている。候補者の中には、アヤックスに所属するオランダ代表DFユリエン・ティンバーも含まれる。
今年6月に22歳を迎えるセンターバックには、リバプールだけではなく、マンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っているとも言われている。オランダ代表としてカタールW杯で4試合に出場した同選手は、海外移籍への憧れを語っており、近い未来には移籍が実現するだろうと示唆した。
「いわば、移籍がどんどん近づいてきている。たくさんの関心があって、アヤックスとも合意している。」
「去年、アヤックスから少なくともあと1シーズン残ってほしい、契約を延長してほしいと言われた。このクラブに愛情をもってそれを実行し、シーズンが終わったら状況を見直すつもりだ。」
「オランダ代表では、海外でサッカーをしている選手たちとよく話をするんだ。僕もいつかはその一歩を踏み出したい。しかし、それがいつになるかは、いずれ耳にすることになるだろうし、アヤックスと相談して決めることになるだろう。」
「とにかくまだここにいるし、急いではいない。今はカップ戦の決勝と残りの大会に集中しているよ。」
De Telegraaf
2014年にフェイエノールト・アカデミーからアヤックス・アカデミーに移籍。2020年にはトップチームに昇格を果たし、ここまで117試合に出場。今季もレギュラーとして最終ラインを引っ張り、43試合でピッチに立っている。
チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでの経験も豊富で、オランダ代表ではリバプールDFフィルジル・ファンダイクともプレーしており、コンビネーションは問題なさそうだ。
はたして、ユリエン・ティンバーティンバーはこの夏にステップアップを遂げるのだろうか…?