2015年10月にリバプール指揮官に就任し、世界でもトップクラスのクラブに引き上げたユルゲン・クロップ監督。中心メンバーの平均年齢も上がり、転換期を迎えた同クラブは、今夏の移籍市場で大幅な刷新を実施する予定だ。
中でも、最優先補強ポイントは中盤。ゲーゲンプレスを体現してきたジョーダン・ヘンダーソンも年齢に逆らえず、契約満了でチームを去るミッドフィルダーも多いことから、世代交代と陣容を整える課題を解決しなければならない。
チェルシーMFメイソン・マウントがトップターゲットとも報じられる中、ルディ・ガレッティ(イタリア人ジャーナリスト)によると、ブライトンMFアレクシス・マック・アリスターとウェストハムMFデクラン・ライスが獲得リストの上位にいるようだ。
🚨🎯 #Liverpool identified Alexis #MacAllister and Declan #Rice as main targets for the midfield: everything confirmed, as already told in November. ✅
— Rudy Galetti (@RudyGaletti) May 6, 2023
📞 Contacts ongoing with #Brighton and #WestHam for their respective players: evolving situation. 🐓⚽ #Transfers #LFC pic.twitter.com/c1PsEw3grM
ブライトンで活躍を続けるアルゼンチン代表ミッドフィルダーは、カタールW杯でも評価を高め、プレミアリーグのみならず、ヨーロッパの強豪クラブから関心を集めている。最近の報道では、リバプールは本格的に獲得に乗り出しており、お得意の電光石火の交渉術で早く契約を勝ち取るべく、選手やクラブと話し合いを実施している。
他方、ウェストハムMFにはアーセナルやチェルシーらも熱視線を送っており、マック・アリスター以上に争奪戦は白熱しそうだ。2024年6月までに迫ったウェストハムとの契約を延長しない方針なだけに、同クラブは今夏での放出を余儀なくされる見込み。
ファビーニョの後継者としても、ダブルボランチとしても起用できる。プレミアリーグだけではなく、国際舞台でも経験豊富なだけに、リバプールにとっては大きな戦力アップとなり得るが、現時点ではアーセナルが獲得レースをリードしていると言われている。
はたして、リバプールは多くの選手が退団する中盤を生まれ変わらせ、来シーズンにふたたび上位争いに食い込むことができるだろうか…?