ミッドフィルダー陣の大幅な入れ替えに取り組むリバプールは、プレミアリーグで活躍する選手たちを中心に動向を追っており、ユルゲン・クロップ監督の第二次政権を牽引できる中盤の選手獲得を狙い続けている。
その一方で、センターバック補強も優先事項と言われており、今年中に32歳となるジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクに代わり、23歳DFイブラヒマ・コナテとともに最終ラインを任せれれる若きタレントにも注目している。
フランス紙『Le Parisien』によれば、リバプールはスポルティングに所属するポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオ獲得を目指しており、すでに初回の話し合いを実施したようだ。また、同紙はパリ・サンジェルマンも強い関心を示していると報じた。
2012年からスポルティングの下部組織で成長を続けた21歳センターバックは、2020年にトップチームに昇格。今シーズンはチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ含めて、48試合3ゴール3アシストを記録している。
2026年6月まで所属クラブと契約を結ぶ若きディフェンダーは、左利きで左のセンターバックとして玉だしが可能。左サイドバックとしてプレーでき、十分なスピードや対人守備能力を有し、相手の攻撃を食い止め続ける。
ボール裁きも卓越しており、まさに現代的なセンターバックと言える。リバプールには左利きのセンターバックがおらず、最近は攻撃時にスリーバックに最終ラインが可変することもあり、貴重なオプションになり得る。
フランスからの関心以外にも、プレミアリーグで上位を争うマンチェスター・ユナイテッドも興味を持っており、今夏の移籍市場において、ポルトガルで評価を高める若き逸材の争奪戦が展開されるかもしれない。
はたして、リバプールはミッドフィルダーのみならず、センターバックも強化することに成功できるのだろうか…?