プレミアリーグどころか、世界を見渡してもトップランクのゴールキーパー、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーがゴールマウスを守るリバプール。控えには、安定感抜群のアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーや経験豊富なスペイン人GKアドリアンがベンチを温めている。
強固なゴールキーパー陣を有しているが、今年の夏には再構築が迫られそうだ。2番手GKケラハーには、ブレントフォードやブライトン、トッテナムらが関心を示しており、移籍が取り沙汰されている。アドリアンも契約満了を迎え、スペインに帰国する可能性が高い。
アカデミーでは期待の若手GKハーベイ・デイビスやマルセロ・ピタルガらが才能の片鱗を見せる一方で、トップチームでの経験がなく、カップ戦だとしてもゴールマウスを任させるのは早いかもしれない。
ドイツ紙『Bild』によれば、ハノーファー(ブンデスリーガ)に所属する元ドイツ代表GKロン=ロベルト・ツィーラーを控えGKとして迎える準備を進めており、新たなスポーツ・ディレクターに就任予定のイェルク・シュマットケ氏にとって、初めての仕事になるようだ。
マンチェスター・ユナイテッドのアカデミー経験を持ち、レスター・シティではプレミアリーグでもプレー。イングランドでの経験こそ少ないが、ドイツでは数多くの試合数を重ねている。ハノーファーでは通算311試合でゴールを守り、シュトゥットガルトでも74試合でピッチに立った。
ほとんど出番のない2ndゴールキーパーだけに、有望な選手を確保し続けるのは難しいが、選手本人もプレミアリーグ復帰に前向き。2010年に遡り、ハノーファーで同選手を獲得したのが、リバプールの新SDになる見込みのイェルク・シュマットケ氏だ。
はたして、34歳になったベテランGKは、来季アンフィールドでプレーするのだろうか…?