ヘンダーソンやチアゴ、ファビーニョらからの世代交代に加えて、ケイタやミルナーら契約満了で退団する選手たちの代役を確保しなければならないリバプールは、プレミアリーグを中心に、ヨーロッパで活躍するミッドフィルダーに関心を向けている。
ドルトムントMFジュード・ベリンガム獲得を諦めたリバプールは、同じくイングランド代表MFメイソン・マウントやブライトンMFアレクシス・マック・アリスター、バイエルンMFライアン・フラーフェンベルフらを優先順位の高いターゲットとして、彼らの動向を注視している。
最近は、スポルティングに所属するウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテの名前も急浮上している中、リバプールは同選手を獲得するためにオファーを準備しているようで、契約解除条項は5220万ポンド(約73億円)に設定されていると、ポルトガル紙『Record』が報じた。
アグレッシブなプレースタイルが持ち味の守備的ミッドフィルダーは、今シーズンここまで45試合に出場を果たしており、2021年からプレーするクラブにとって欠かせない存在となった。同年にはウルグアイ代表デビューも飾っており、8試合に出場している。
2026年まで契約を残す22歳MFは、ブラジル代表MFファビーニョの後継者と目されており、最終ラインの前で相手の攻撃を食い止める役割を期待されており、18歳MFステファン・バイチェティッチらとポジションを争うことになりそう。
しかし、問題は移籍金。近代の相場からすれば、5220万ポンド(約73億円)は決して高くはないが、マウントやマック・アリスター、フラーフェンベルフら3選手を獲得したい場合には、他に回せる予算がないのも事実。
ミッドフィルダーだけでなく、センターバックや控えゴールキーパーなども補強ポイントに挙げられており、最優先と言われる選手たちの獲得に失敗したケースには、ウルグアイ代表MFに本気になる可能性はある。
現時点ではリバプールが獲得に本腰を入れるとは思っていないが、マヌエル・ウガルテはこの夏にステップアップを果たすことになるのだろうか…?