高騰し過ぎた要求額に、イングランド代表MFジュード・ベリンガム争奪戦から撤退したリバプール。ジョーダン・ヘンダーソンら主力が軒並みアラサーになり、ジェームズ・ミルナーら中盤の選手がフリートランスファーで退団することもあり、ミッドフィルダー獲得は至上命題だ。
チェルシーMFメイソン・マウントやブライトンMFアレクシス・マック・アリスター、バイエルンMFライアン・フラーフェンベルフらがトップターゲットと言われており、いずれの選手もリバプール移籍には前向きとの報道が流れている。
プレミアリーグ終了に向けて、調子を上げているリバプールは直近6連勝中。一時は不可能に見えたチャンピオンズリーグ出場権が確保できる4位以内に近づいている。とはいえ、ニューカッスルやマンチェスター・ユナイテッド有利は変わらず、いまのところは厳しい立場にいる。
来シーズンに向けて補強計画を押し進める中では、チャンピオンズリーグに出る出ないでは選手たちに与える影響を与える場合もあるが、ユルゲン・クロップ監督は例えCLに出れなくても、今夏の移籍市場での動きに変化はないと強調している。
「現時点では、(選手と)話をすると、来年確実にチャンピオンズリーグに出場できると誰にも言えないということを、選手たちもすでに理解していることに気付ける。」
「だから、もし選手が我々と話しているのなら、彼らがその状況を知っていることは明らかだろう。チャンピオンズリーグに出場するために、トロフィーを獲得するために戦わなければならないことは明白。その一員になりたいのであれば、大歓迎。でも今年、私たちが保証できないことがひとつだけあり、それがチャンピオンズリーグだ。」
「それ以外のことは、以前と変わらない。素晴らしいクラブで、本当に、本当に良いサッカーチームで、来年はさらに良いチームになっていると期待している。だから、それはそれで、それほど難しいことではないんだ。選手と話をする中で、最終的にすべてがうまくいって、”よし、じゃあ、そうなったら会おう” と言ってくれる状況に、私はほとんど直面したことがない。」
「私たちは相変わらずリバプールであり、それは多くの選手にとって本当に魅力的で、それを忘れてはいけない。だから、そのことは気にしていないんだ。」
「チャンピオンズリーグがなければ、すべてがより難しくなる、そういうものだ。特に長期的には、このようなことをもっと頻繁にやってはいけない。それとは別に、私たちが置かれている状況は、説得力という意味で、まったく問題ないよ。」