遡ること、2009年の夏にポーツマスからリバプールに加わった元イングランド代表DFグレン・ジョンソン。ディフェンスだけでなく、高い位置でもチャンスメイクできる攻撃的なサイドバックとして一時代を築いた。
アンフィールドでも長らくスタメンを張った同選手は、通算200試合に出場し、9ゴール17アシストを記録。イングランド代表でも54試合でピッチに立った同ディフェンダーは、ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで、プレミアリーグ制覇に近づいた経験を持つ。
様々な面で暗黒期とも言える時期を過ごしていたリバプールだが、2013-14シーズンはシーズン後半に怒涛の勝利を積み重ね、優勝にあと一歩まで迫った。しかし、チェルシーとの試合で黒星を喫すると、直後のクリスタル・パレス戦で痛恨の引き分け。最終的には2位で終えた。
同シーズンにおいて、プレミアリーグで29試合を先発で戦ったグレン・ジョンソンは当時を振り返り、乗りに乗った後半戦でチーム全員が一丸となっていた事実を明かしつつも、最後の最後で優勝を逃した悔しさも吐露している。
「想像できるように、毎週のように、僕らはチームを圧倒するような戦いをしていたんだ。」
「だから、感情的な部分も最高だった。スタッフも皆、いいムードだった。トレーニングも、みんながそこにいたいと思っていたから、最高だった。」
「楽勝だった。勝っていれば、全体が容易になる。さっきも言ったように、みんながハッピーになり、みんながその場にいたいと思い、もっと頑張ろうと思い、最終的にみんなが一緒に成功したいと思うからね。」
「だから、そのような状況にあるとき、リーグでトップであることや毎週勝っていることを無視しようとするけど、当然気になる。」
「最後のハードルを越えられなかったのは残念だが、シーズンの最後の6ヶ月を楽しめたことは確かだ。残念ではあるけど、それはそれだよ。」
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2015年にリバプールを去った同選手は、ストーク・シティに加入。2018年までプレーした後に、同年の夏に現役引退を決意した。リバプールでは2012年に獲得したリーグカップのタイトル以外に栄冠は掴めなかったが、2013-14シーズンは良い思い出として残っているようだ…