アレクシス・マック・アリスターやメイソン・マウント、ライアン・フラーフェンベルフら今夏の移籍市場に向けて、中盤の再構築を狙うリバプールはプレミアリーグやヨーロッパで経験を積むミッドフィルダーに触手を伸ばしている。
外部からの補強に目を向ける一方で、ハーヴェイ・エリオットやステファン・バイチェティッチら期待の若手も台頭。最近の試合ではスタメンに名を連ね、ゴールにも絡み出したイングランドU-21代表MFカーティス・ジョーンズは覚醒の時を迎えている。
今シーズンの終盤までは伸び悩みも指摘され、負傷の回数も多く、レギュラー定着から遠ざかっていたものの、ここに来て一気に評価を高めている。チームのキャプテン、ジョーダン・ヘンダーソンも最近の活躍ぶりを絶賛しており、”自信” がプレーに影響していると語った。
「カーティス(・ジョーンズ)は自信を深めていて、連戦したことが大きな力になったと思う。」
「彼はボールを持って本当に良いパフォーマンスをしていると思う。ボール扱いにも、戦術的にも、とても優れているね。」
「めったにボールを奪われないし、狭いスペースでもボールをキープできる。(レスター戦での)2ゴールで分かる通り、クオリティもあるんだが、それ以上に、ポゼッションしていない状態でのカウンタープレスが素晴らしいんだ。彼は素晴らしい選手で、ここ数週間、間違いなく素晴らしい活躍をしているよ。」
来シーズンにはレギュラークラスのミッドフィルダーが複数名加入する見込みのリバプールにおいて、中盤のスタメン争いは激しさを増す。今季の活躍ぶりを継続する必要があり、プレシーズンでもポテンシャルを開放しなければならない。
はたして、リバプール出身の地元プレーヤーはアンフィールドで絶対的な存在になり得るのだろうか…?