今シーズンのほとんどで不調に苦しんだリバプール。最大の原因と言われるのが、中盤の体力低下。全盛期のような強烈なゲーゲンプレスを実行できずに、パスの選択肢を与えてしまうことで、高い位置に設定する最終ラインを簡単に抜かれるシーンが散見された。
シーズンが終了に近づくにつれ、負傷者も戻り、本来の攻守にインテンシティの高いサッカーが戻りつつあるが、ミッドフィルダー陣の再構築は避けて通れない。獲得候補の筆頭と謳われるのが、ブライトンでプレーするアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターだ。
プレミアリーグで上位に食い込む躍進を見せているブライトンの中盤で主力を務める同選手に対して、リバプールは今後のプロジェクトを説明済み。話し合いが続いており、一部詳細を詰めなければならないが、個人合意まであと一歩まで来ていると、ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)が報じた。
🚨 Personal terms are almost agreed between Liverpool and Mac Allister — after project presented in April. #LFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) May 20, 2023
Deal not done yet, there are still details left — Pochettino appreciates him.
ℹ️ No issues with Brighton — been told there’s fixed price for Alexis’ exit in June. pic.twitter.com/8EmOXUa0Ve
来シーズンからチェルシーの指揮官に就任予定のマウリシオ・ポチェッティーノ監督がブライトンMF獲得を熱望しているようだが、現時点ではリバプールが優勢。依然として正式合意まで至っていないため、何が起こるか分からないが、今夏に向けての補強 “第一号” が近く生まれるかもしれない。
なお、所属クラブとは退団するための金額が設定されているようで、交渉自体は問題がないとのこと。
リバプールは他のクラブが争奪戦に本格参戦する前に、カタールW杯制覇を成し遂げたアルゼンチン代表ミッドフィルダーを手中に収めることができるだろうか…?