プレミアリーグ開幕を前に、ナビ・ケイタやカーティス・ジョーンズら中盤の選手に負傷者が相次いだリバプール。締切が迫る中、昨夏の移籍マーケットで新たなミッドフィルダーを探した結果、ユベントスから元ブラジル代表MFアルトゥールをレンタルで獲得した。
同ミッドフィルダーは怪我にも苦しみ、シーズン終盤までコンディションが整わないまま、出場時間もわずかで失敗と言わざるを得ない。ジョーダン・ヘンダーソンらもベテランになり、中盤の再構築が待ったなしのリバプールは、この移籍市場でその課題に取り組むことに。
人員整理が必要なチェルシーからメイソン・マウントやコナー・ギャラガー、今季好調を維持するブライトンからはアレクシス・マック・アリスターやモイセス・カイセドらが獲得候補として挙げられている。
海外メディア『90min』によれば、昨夏の移籍市場でリバプールが関心を示したと噂されるアメリカ代表MFユヌス・ムサの去就が騒がしくなっている。バレンシアでスタメンを張る20歳ミッドフィルダーに対して、プレミアリーグのクラブが獲得オファーを提示する準備を進めているようだ。
今シーズンはラ・リーガで26試合に出場しており、2アシストを記録。20歳ながらもアメリカ代表として24試合でピッチに立っている。カタールW杯でも同国代表でレギュラーを任され、全4試合で先発出場を果たしている。
出身こそニューヨークだが、アーセナルのユースで育った若きミッドフィルダーには、アーセナルやチェルシー、ニューカッスル、ブライトンなどイングランド勢に加えて、アトレティコ・マドリードやボルシア・ドルトムントらも関心を寄せており、同選手の動向を見守っている。
同紙が報じた内容には、具体的なクラブ名は含まれておらず、どのクラブが本格的に獲得に乗り出すかはわからない。現時点でリバプールが強い関心を持っている様子はなく、アンフィールドに移籍する可能性は限りなく低い。
はたして、スペインで頭角を表したアメリカ代表MFはイングランドに舞い戻ることになるのだろうか…?