今季限りでリバプール退団…ロベルト・フィルミーノが “フロントスリーでのプレー” や “偽9番ポジション” を振り返り!

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Liverpool retires at the end of the season... Roberto Firmino reflects on "playing in the front three" and the "false 9 position" レジェンド

近年は年齢からか負傷離脱の回数も増え、ゴール前での決定率も低下していたリバプールFWロベルト・フィルミーノだが、今シーズンは10得点を奪っており、契約更新を望む声も多かった。しかし、同選手は今季限りでの退団を表明し、8年間のアンフィールド生活に別れを告げる。

フィルミーノと言えば、モハメド・サラーやサディオ・マネと息のあったプレーで、3人で数々のゴールを決め続けた。母語も出身地も違うが、長年一緒にプレーしてきたようなコンビネーションを初年度から見せ付け、相手ディフェンス陣を恐怖に陥れた。

センターフォワードとして両ウィンガーの得点を演出しつつも、自らもゴールを決めてきた元ブラジル代表FWは彼らとのプレーは誇らしいと語り、自分でボールをゴールマウスに突き刺すよりも、味方のゴールをアシストすることに価値を感じていたようだ。

「トッププレーヤーの2人と一緒にプレーできたことは、僕にとって誇らしいことだし、喜びでもあった。2人と一緒にプレーし、一緒に勝ち取った結果を楽しめたよ。」

「時には、自分でゴールを決めるよりも、アシストを楽しんでいた。僕にとっては重要なことなんだ。ボールを渡して、得点に貢献できたときは、いつもうれしいね。」

ホッフェンハイム(ブンデスリーガ)時代は攻撃的ミッドフィルダーを本職にしていたが、ユルゲン・クロップ監督が就任以降は、センターフォワードにコンバートされ、前線に張るだけではなく、攻撃の組み立てにも絡む偽9番の役割が与えられた。

加入直後にはブレンダン・ロジャーズ監督と意思疎通が取れていなかった事実を明かしながらも、努力の末、新たなポジションを習得したと、その裏側を赤裸々に語った。

「ここに来た最初の1週間は、自分でもどこでプレーするのか分からなかった。僕はどこでもプレーできるけど、僕とブレンダン・ロジャーズは、ピッチでのポジションについてお互いに理解していなかったんだ。」

「今の監督が来てからは、偽9番というポジションができた。それ以降、僕はそのポジションを楽しんでいるよ。それまではずっと10番だったのが、ここに来て9番、ストライカーになった。ベストを尽くした結果、とても良い感じになった。 “一緒に作った” と言っても、彼(クロップ監督)は “僕がやった” と言うんだ。でも、一緒に作ったと伝えるけどね。僕はとてもフレキシブルで、攻撃のどこでもプレーできるんだ。」

アンフィールド最終戦では劇的な同点弾を奪い、アシストがモハメド・サラーというドラマの筋書き通りに試合は展開。理想的には勝利で終えられればベストだったが、惜しまれながらも退団するフォワードが得点を決めたことは涙を誘った。

次なるクラブはまだ決定しておらず、イタリアやスペイン以外にも、中東やアメリカから関心が届く。どのチームに加入するにせよ、フィルミーノの活躍に注目し続けたい…

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