今シーズンのプレミアリーグも大詰め。今週末には最終節が開催され、全試合で同時間キックオフで命運が決まることになる。ヨーロッパリーグを狙うクラブ、残留を決めたいクラブと胸中は様々だが、現時点でサウサンプトンはチャンピオンシップへの降格が決定してしまっている。
一時はリバプールの狩場になるほど有望な選手を抱えたが、近年はトッププレーヤーが生まれずに苦戦を強いられてきた。そんな状況でも、キャプテンとしてチームを引っ張り続け、見事なフリーキックを沈み続けたのが、ジェームズ・ウォード=プラウズだ。
トップリーグでの最終戦は、奇しくもホームでのリバプールとの試合。負けてもヨーロッパリーグ出場が決定しているアウェイチームに対して、今季途中からチームを率いるルベン・セレス監督にとってもサウサンプトンでの最後の試合となる。監督のためにも、同クラブのキャプテンは最終節に全力で臨むことを約束した。
「あまり先のことを考えるのは、プロフェッショナルではないだろう。ルベン(・セレス)については、クラブが決定したことであり、今聞いたところだ。僕らは、週末に間に合うように、全力を尽くして彼に敬意を表することに集中しているよ。」
「降格という事態を経験すると、選手であれスタッフであれ、誰もが反省する時期になる。目標に到達するために十分なことができたかどうかを確認するために、この1年で何をしたかを問うことになる。」
「選手だけでなく、スタッフも含めて、クラブが大きく変わるということは、これから先の未来について、誰もが考えることだと思う。」
BBC Radio Solent Sport
シーズン終盤に調子を上げてきたリバプールだけに、最近の試合であまり良いところがない相手に勝利を手に入れたいところ。一部の報道では、リバプールからの関心が噂されるジェームズ・ウォード=プラウズの活躍にも注目が集まる。
ただし、もう失うものがなく、ホーム最終戦となるだけに、サウサンプトンも死に物狂いで向かってくるはず。楽な展開にはならない可能性が高いが、どのような結果を迎えるのだろうか…?