ジョルジニオ・ワイナルドゥムがチームを去り、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーらがベテラン選手と呼ばれるようになり、ファビーニョも30歳を目前。中盤の若返りを狙ったリバプールは、昨夏の移籍市場でフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ獲得を試みたが、レアル・マドリードの前に敗北。
移籍マーケットが閉まる直前にもミッドフィルダーの補強に動いたリバプールだったが、動き出したのが遅すぎた。最終的にはユベントスで蚊帳の外になっていた元ブラジル代表MFアルトゥールをレンタルで獲得したが、案の定、ほとんど試合に出れずにシーズン終了とともにイタリアに戻る。
当時スポルティングに所属していたポルトガル代表MFマテウス・ヌネスもターゲットの一人だった。その後、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ移籍を果たした同選手だが、シーズン中もずっとリバプール移籍が噂され続けてきた。
しかし、来シーズンに向けた補強が本格化するタイミングで、リバプールはポルトガル代表MFに対する興味が薄れており、すでにレーダーから外れたと、ベン・ジェイコブス氏(スポーツ・ジャーナリスト)が主張している。
「マテウス・ヌネスも今夏において注目すべき選手の一人だ。」
「今年の初め、彼はこの夏リバプールに行く可能性がかなり高いように見えたが、他にも多くのミッドフィルダーが市場におり、彼はもはや優先すべき選手ではない。」
「フレン・ロペテギ監督は彼を引き留めたいだろうが、長い移籍市場であり、プレミアリーグの関心を予想している。」
CaughtOffside
初めてのプレミアリーグ挑戦となった今季は、ウルブスで33試合に出場。うち29試合でスタメンとして選ばれており、チームの中心として中盤にエネルギーをもたらした。
ところが、目覚ましいパフォーマンスを披露したかと言えば、そうでもない。ダイナミックかつアグレッシブなプレースタイルで攻守両面に存在感を発揮し続けたが、イングランド独特の試合展開の速さに苦しむシーンも多く、トップチームに羽ばたくにはウルバーハンプトン・ワンダラーズでさらなる成長が欠かせない。
はたして、将来的にアンフィールドで縦横無尽に走り回るマテウス・ヌネスの姿を見る世界線はあるのだろうか…?