まもなく全員が30代に突入するリバプールの主力中盤組。ジョーダン・ヘンダーソンは1ヶ月もなく33歳を迎え、チアゴ・アルカンタラも4月に32歳になった。最年少ファビーニョですら、10月には30歳の大台に乗る。
さらには、ナビ・ケイタやジェームズ・ミルナー、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらも契約満了でチームを退団。ミッドフィルダー陣の世代交代に加えて、シーズンを通して戦い抜くための戦力強化はリバプールにとって避けられない問題として立ち塞がっている。
多種多様なミッドフィルダーへの関心が噂されては、たち消える状況において、リバプールが2023年3月にフランス代表デビューを飾った22歳MFケフレン・テュラム獲得に向けて、交渉をスタートしたと、フランス紙『L’Equipe』が報じた。
ニースに所属する大柄なミッドフィルダーは、パワフルという言葉が似合うエネルギッシュな中盤の選手で、ダイナミックなドリブルでボールを前線に運びつつも、守備時においても圧倒的なフィジカルや長い手足でボールを絡め取り、相手のチャンスを潰せる。
今シーズンのリバプールに最も足りなかった要素を兼ね備えるフランス代表MFは、リーグ・アンで通算114試合に出場しており、22歳という年齢から考えても、そろそろステップアップの時を迎えている。
父親には元フランス代表DFリリアン・テュラムを持ち、兄はボルシア・メンヒェングラートバッハで得点を量産するフランス代表FWマルクス・テュラムとまさにサッカーに恵まれた環境で育ち、自身も同国代表に選ばれるまでに成長した。
フル代表でレギュラーを掴み取るためにも、さらにレベルの高いリーグでの経験は必要不可欠であり、アンフィールドでのプレーはその可能性を高めてくれるはずだ。
はたして、テュラム家の次男はこの夏に移籍を決断するのだろうか…?そして、その行き先はリバプールになるのか…?