今シーズンにおいて、不調が続いたリバプール。序盤戦は中盤に負傷者が相次ぎ、中盤戦もフォワード陣やディフェンダー陣が入れ替わりで離脱を繰り返し、ベストメンバーを組めない状況も影響したが、ミッドフィルダー陣のパフォーマンス低下も批判され続けた。
ジョーダン・ヘンダーソンが30歳を越え、毎試合のように猛烈なプレスを実施できずに、チアゴ・アルカンタラも加入以来、毎シーズンの3分の1は怪我で離脱。後半戦には改善したが、ファビーニョも動きが重く、守備的ミッドフィルダーとしてボールを奪取できずに、最終ラインの広大な裏のスペースを自由に使われた。
ナビ・ケイタやジェームズ・ミルナーらが契約を更新せずに退団したこともあり、リバプールはこの夏に最低でもミッドフィルダーを3名獲得すると伝えられており、その筆頭候補に挙がっているのがブライトンMFアレクシス・マック・アリスターで、契約合意まであと一歩まで来ている。
ベン・ジェイコブス氏(スポーツ・ジャーナリスト)は同選手の移籍に関して触れ、2022年10月に新契約を締結した際に今夏での移籍が約束されていたと語り、アルゼンチン代表MFが同クラブにとっての補強第1号になるだろうと進捗をアップデートした。
「アレクシス・マック・アリスターは、移籍市場が開くタイミングから退団を希望しており、ブライトンにもそのことをはっきりと伝えていた。」
「ワールドカップ直前に新契約を結んだとき、シーズン終了後に退団することを許可されるという合意があり、それがリバプールの自信につながっている。」
「個人的な条件は基本的に合意されており、選手側では非常に前進している。あとはブライトンとの移籍金の合意次第だが、リバプールとしてはマック・アリスターが最初に契約を結ぶと思う。」
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中盤の低いポジションでも、ペナルティエリアに近いポジションでもプレーできる賢いタイプのミッドフィルダー。ヘンダーソンの後継者というよりは、チアゴ・アルカンタラに似た役割が与えられる見込みで、クロップ・サッカーに新たな要素をもたらしてくれるはずだ。
はたして、リバプールはこのままブライトンともクラブ間合意を取り付け、アルゼンチン代表MFをアンフィールドに迎え入れることができるだろうか…?