今シーズン、セルタ・デ・ビーゴで大ブレイクを果たしたスペインU-21代表MFガブリ・ベイガはラ・リーガで36試合11ゴール4アシストを記録。一気に有望株に躍り出ると、ヨーロッパ中からの関心を集めている。
英『The Northern Echo』によれば、ニューカッスル・ユナイテッドやリバプールも若きミッドフィルダーの動向を追っており、両チームともすでに接触を図っている。他にも、レアル・マドリードやチェルシーも関心を示しているが、現時点ではアンフィールドでのプレーが最も濃厚な未来図になっているようだ。
ブライトンMFアレクシス・マック・アリスターと個人合意に至り、契約解除金を支払うことでクラブ間合意にもたどり着いた。数日中にはメディカルチェックも終わり、今夏の補強第1号となるが、アルゼンチン代表MFに続き、補強第2号になるかもしれない。
契約解除条項としては、3500万ポンド(約49億円)が設定されている。同クラブのマヌエル・モリーニョ社長は値引きの可能性を否定していることから、獲得を希望するクラブはその金額を支払うしかない。一方で、引き抜きに関しては否定しておらず、金額さえ届けば売却やむなし。
ただし、争奪戦のライバル、ニューカッスルは今夏の獲得を断念していると、英『The Telegraph』が報じており、リバプールが一人勝ちの様相も呈してきた。
まだ1シーズンといえども、スペインのトップリーグで11得点と結果を出しており、ミッドフィルダーながらゴールを奪える能力は魅力的。重心の低いドリブル突破も強みであり、その体躯や体の使い方が、どこかウェストハムMFデクラン・ライスを彷彿とさせる。
テクニックも秀でており、当たりの部分で苦労するスペイン人選手も多い中、慣れさえすれば対応できそうなポテンシャルを感じさせる。はたして、リバプールは才能豊かな21歳ミッドフィルダー獲得にこぎつけられるだろうか…?