ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクが今年32歳になり、キャリアの絶頂期からパフォーマンスが下降気味になっている。イブラヒマ・コナテやジョー・ゴメスが在籍しているものの、センターバック陣の強化はひとつの課題だ。
今夏の移籍市場では、即戦力級のセンターバック獲得も優先課題として報じられているリバプールだが、未来に向けた投資にも余念がない。ヨシュコ・グヴァルディオルではなく、同じくクロアチアの若き逸材に視線を向けているようだ。
英『Daily Mail』によれば、ハイドゥク・スプリト(クロアチア)に所属するクロアチアU-17代表DFルカ・ヴシュコビッチに対して、リバプールやチェルシー、ニューカッスル、マンチェスター・シティらが関心を示している。
長らくバルセロナの最終ラインを牽引した元スペイン代表DFジェラール・ピケとも比較されるセンターバックは、先日行われたUEFAユースリーグ準決勝・ACミランU-19戦でも先発出場を果たし、チームの勝利に貢献。
ディフェンス面での能力に加えて、リーダーシップスキルも持ち合わせていると評価されており、最終ラインの将来のリーダーとして期待されている。
リバプールで言えば、イブラヒマ・コナテやジョー・ゴメスらの後継者となるべき年代であり、同選手を獲得した場合にも、まずはアカデミーで実力を身につけて、トップチームでのプレーを虎視眈々と狙うことになる。
ただし、若きクロアチア人ディフェンダーを巡る争奪戦は熾烈を極めるため、実際に獲得に動き出すかは不透明。ビッククラブが狙う同選手は、近い未来にステップアップをするためにも、別のクラブに移籍することはあるのだろうか…?