今シーズンはプレミアリーグ5位に終わり、チャンピオンズリーグ出場権を逃したリバプール。シーズン後半戦の怒涛の追い上げは流石の一言だが、開幕戦からの不振は言い訳は許されない。怪我人が多かった時期もあったが、前線からのプレッシングを失い、ハイラインを簡単に突破されるシーンが散見された。
その最大の要因と見られているのが、ミッドフィルダー陣のベテラン化。毎週のように強烈なプレスが出来なくなり、コンディションを維持し続けることも困難になり、ミッドフィルダー陣の若返りはこの夏にリバプールが克服しなければならない課題だ。
ただし、同クラブの動きは早かった。ブライトンMFアレクシス・マック・アリスター獲得を成し遂げ、フランスU-21代表コンビ、クアディオ・コネやケフレン・テュラム獲得にすでに動き出しており、2人目の補強も刻一刻と近付いている。
現役時代にはリバプール一筋で、長らくアンフィールドで活躍し続けた元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは今後の補強について触れ、3名の選手を獲得するだろうと見解を示した。
「少なくとも、もうひとり中盤の選手が必要で、リバプールはおそらくさらに2人中盤の選手を獲得すると思う。それに、ディフェンダーも必要だと思う。それがセンターバックなのかサイドバックなのかは、まだわからない。」
「リバプールがシーズン終盤のシステムを維持するかどうかという話もあるが、とても興味深いことだね。でも、他に3人の選手…ディフェンダーと中盤の2人を獲得すると思うよ。」
Sky Sports
新たな視点はなく、順当な補強人数とポジション。中盤に関しては、世代交代だけではなく、ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらミッドフィルダーが大量に退団しており、枚数を揃えるためにも多めに獲得しておきたい。
また、状況次第では、控えゴールキーパーや右サイドバックなど補強ポイントは噂されているが…はたして、リバプールはこの夏にアルゼンチン代表MF以外に、どのような選手を獲得するのだろうか…?