バイエルン・ミュンヘンは、この夏に大規模な入れ替えが行われるかもしれない。オリヴァー・カーンCEOやハサン・サリハミジッチSDがブンデスリーガ優勝直後に解任され、これまでチームの主軸を務めてきたヨシュア・キミッヒやリュカ・エルナンデスらに退団の噂が飛び交っており、新たな時代に進む時が来た。
加えて、昨夏に加入した元リバプールFWサディオ・マネもチームに馴染めず、レロイ・サネと衝突し、プレミアリーグ復帰が囁かれており、リバプールが関心を寄せるオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフもバイエルンを離れる可能性がある。
フランス代表DFバンジャマン・パヴァールもそのひとりで、2024年6月までの契約更新には応じないことを決めており、フリートランスファーを避けるために今夏の移籍市場での売却の可能性が高まっている。
クリスチャン・フォーク氏(ドイツ人ジャーナリスト)は、27歳ディフェンダーが今夏での移籍を希望していることを明かしつつ、リバプールが有望な移籍先として急浮上していると語った。
「ベンジャミン・パヴァールは、夏に移籍したい旨をクラブに伝えている。」
「彼の代理人は、すでに他のクラブと話をしている。その中でもリバプールは今、注目の候補となっている。」
「以前は、チェルシーとバルセロナ、そしてイタリアのACミランとインテル・ミラノが興味を持っていることは周知の事実だ。」
CaughtOffside
右サイドバックやセンターバックとしてプレーできるフランス代表DFは、バイエルン・ミュンヘンで通算162試合に出場を果たしており、同国のフル代表でも47試合でピッチに立ち、2018年のW杯優勝に貢献した。
ブンデスリーガを始め、チャンピオンズリーグやクラブワールドカップ、国内のカップ戦も制覇しており、勝ち取れるタイトルは手中に収めた。昨夏のサディオ・マネのように、新たなチャレンジを求めている印象が強い。
ジェームズ・ミルナーが去り、右サイドバックの控えカルヴィン・ラムゼイがどこまで通用するか未知数な中、国際舞台でも実力を証明している同選手は魅力的なオプションだ。契約期間が残り1年で、移籍金がさほど高額にはならないことも資金力に乏しいリバプールには嬉しい。
ただし、理想的には左利きのセンターバックが欲しいところ。トレント・アレクサンダー=アーノルドを中盤に鞍替えする確率もあり、変則的でも、スリーバックを用いるにしても、左側のセンターバックとして稼働できる選手が優先すべきにも思える。
現時点ではミッドフィルダー補強に全力を傾けているリバプールだが、プレシーズンまでに新たなセンターバックを迎え入れることはあるのだろうか…?