ジョエル・マティプやナサニエル・フィリップスに退団の可能性が燻っているリバプールは、この夏の移籍マーケットで新たなセンターバックを求めている。最近はフランス代表DFバンジャマン・パヴァールが候補として急浮上しているが、スポルティングCPに所属するポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオの名前も頻繁に報じられてきた。
貴重な左利きセンターバックとして、マンチェスター・ユナイテッドからも関心を寄せられる21歳ディフェンダーは、2026年まで結ぶ現行契約を更新に近づいており、移籍金も吊り上げられる可能性があると、ポルトガル紙『Record』が伝えた。
ミッドフィルダー陣の世代交代が優先事項のリバプールにとって、センターバックに費やせる予算には限りがある。ただでさえ潤沢な資金を持たないクラブだけに、新契約締結により、要求額が高騰するのであれば、別のターゲットに視線を移さなければならない。
左側のセンターバックを務めているフィルジル・ファンダイクやジョー・ゴメスはともに右利きであり、左に展開する際のパスコースはどうしても限定的になってしまう。マンチェスター勢やニューカッスル、アーセナルなど上位クラブはいずれも左利きのセンターバックを有しており、リバプールも補強しても不思議はない。
守備面だけではなく、ボール運びやパスの組み立てなどでも貢献できるモダンなセンターバックは、この夏はスポルティングに残留することになるのか、もしくはプレミアリーグなどトップリーグにステップアップを果たすのだろうか…?