ミッドフィルダー陣の刷新に取り組んでいるリバプールは、ブライトンMFアレクシス・マック・アリスターを獲得したあとも、移籍マーケットでの動きを止めることはない。フランスやドイツ、スペインに視線を向ける一方で、プレミアリーグにも注目している。
昨シーズンは同リーグ最下位に終わり、チャンピオンシップ降格が決定したサウサンプトンは、主将ジェームズ・ウォード=プラウズやドイツ代表経験もあるアルメル・ベラ=コチャンプ、26歳DFカイル・ウォーカー=ピータースらに退団の噂が出ており、ベルギー代表MFロメオ・ラビアも例外ではない。
昨夏にマンチェスター・シティから完全移籍で加入したベルギー代表MFは、19歳ながらもチームの主軸に成長。昨季は29試合に出場し、チームの成績とは別に、そのポテンシャルには複数のプレミアリーグクラブが関心を示しており、リバプールもそのクラブのひとつとして報じられてきた。
海外メディア『Football Insider』によれば、チェルシーをはじめ、いくつかの強豪クラブが若きベルギー代表MF争奪戦に参戦しており、入札競争を嫌うリバプールは獲得レースから身を引くようだ。
マウリシオ・ポチェッティーノ新監督が就任するチェルシーは中でも熱心と見られており、同指揮官も19歳MFの能力を高く評価している。近く正式オファーに動き出す可能性もある。
一方で、買い戻し条項があるマンチェスター・シティも同選手との再契約に興味を見せているものの、条項が有効になるのは2024年になってからで、この夏の移籍市場では発動することができない。
サウサンプトンは4500万ポンド(約63億円)から5000万ポンド(約70億円)を要求する見込みで、チェルシーがその金額を支払うかが焦点になりそうだ…