昨シーズンは4冠を狙える立場にいたリバプールだが、最終的には国内カップ戦の2冠に終わり、今シーズンはその喪失感からか、パフォーマンスが上がらなかった。さらには、4冠に近づく立役者になったセネガル代表FWサディオ・マネが移籍してしまい、後任のダルウィン・ヌニェスが完全にはハマらなかったことも大きい。
元リバプールFWはドイツに新天地を求め、バイエルン・ミュンヘンに移籍。加入当初こそスタメンとしてゴールを奪っていたが、怪我の影響もあり、ベンチスタートが増えていく。監督も交代になり、同僚との衝突でチーム内で浮いた存在になってしまった同選手には、この夏での退団が噂されている。
プレミアリーグ復帰も取り沙汰される中、スペインに向かう可能性がある。ルディ・ガレッティ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、レアル・マドリードが同選手の動向を追っており、3000万ポンド(約42億円)で獲得できるようだ。
🚨💭 #RealMadrid are evaluating the situation of Sadio #Mane, as possible reinforcement in the summer transfer session. #RMCF ⚪️
— Rudy Galetti (@RudyGaletti) June 9, 2023
📌 The 🇸🇳 left-winger has a contract with #BayernMunich expiring in 2025.
💰 The price tag set by the 🇩🇪 club is at around €25/30m. 🐓⚽️ pic.twitter.com/qiMsC5fxvG
レアル・マドリードは元フランス代表FWカリム・ベンゼマが予想に反してチームを退団。アル・イテハド(サウジアラビア)と契約を結び、センターフォワードのポジションを任せられるフォワードを追い求めている。
最優先として挙げられるのは、チェルシーFWカイ・ハヴァーツ。今夏の移籍市場で余剰人員の整理が必要不可欠な同クラブにおいて、2020年からプレーするドイツ代表FWもそのひとりになる可能性があり、スペインに新天地を求めるかもしれない。
ただし、ドイツ代表フォワードは生粋のセンターフォワードではなく、得点を量産するタイプでもない。ヴィニシウスやロドリゴらの両ウィングを最大限に活かし、得点を演出することにフォーカスするのであれば適任だが、ゴールを要求するのであれば、セネガル代表のエースも面白いオプションになる。
さらには、23歳とまだ若く、2025年まで契約を残す元レバークーゼンの移籍金は高額になる可能性もあり、イングランド代表MFジュード・ベリンガムに大金を投じており、比較的安価で手に入る選手に関心を強めるのもアリだ。
はたして、サディオ・マネはバイエルンを退団し、新たなクラブで再出発を図ることになるのだろうか…?