2021-22シーズンにはスコティッシュ・プレミアシップで22試合1得点5アシストを記録し、スコットランドFWA年間最優秀若手選手賞を受賞したスコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイは、複数クラブとの競合の末、昨夏の移籍市場でリバプールに加入。
イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの控えが期待されていたが、負傷でシーズンの大半をベンチ外で過ごし、トップチームでの出場は3試合に留まった。リバプールは19歳サイドバックの成長を促すためにも、プレストン・ノースエンドへのレンタル移籍を画策。
同選手も移籍を了承したことで、2023-24シーズンをプレストンでプレーすることになった。直近ではオランダU-21代表DFセップ・ファン・デン・ベルフが1年半プレーしたクラブで、リバプールとの関係も深いだけに、安心して任せられるクラブだ。
カルヴィン・ラムゼイにはチャンピオンシップでの覚醒が期待される中、昨シーズンはラムゼイが負傷したことで、アレクサンダー=アーノルドを休ませたい試合において、ジェームズ・ミルナーを起用していたが、契約満了で退団が決定。右サイドバックに問題が生じている。
ジョー・ゴメスをサイドバックとしてより多くの試合で起用するのか、昨季ボルトンで大活躍した若きDFコナー・ブラッドリーを昇格させるのか、もしくはイングランド代表DFを中盤で起用するのか。
右サイドバックの人員をどのように確保するのかに注目しつつ、スコットランドU-21代表DFが再来年にはアンフィールドでスタメンを張れるだけの人材に成長して戻ってきてくれると信じ、ローン移籍での進化を見守りたい…