昨夏にはセネガル代表FWサディオ・マネ、この夏にはブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがアンフィールドを去る。世界を驚愕させたフロントスリーで残るのはエジプト代表FWモハメド・サラーのみになった。
新たな時代に突入しているリバプールだが、ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスらが躍動しており、昨夏にはダルウィン・ヌニェス、この冬にはコーディ・ガクポを獲得し、プレミアリーグでも屈指の攻撃陣を維持している。
それでも、リバプールは前線強化に取り組む可能性があるようだ。イタリア紙『Gazzetta Dello Sport』によれば、同クラブはユベントスに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザに着目しており、バイエルンとともに今夏の移籍市場での獲得を狙っている。
一方で、キエーザを手放す代わりに、ユベントスはチャンピオンシップに降格したリーズ・ユナイテッドでプレーする同じくイタリア代表FWウィルフリード・ニョントに関心を寄せており、すでに接触を図っている。
継続的にリバプールからの関心が報じられるユベントスFWだが、ここまで具体的な動きが見られたことはない。EURO2020で輝きを放ったものの、その後は怪我もあり、当時の活躍ぶりを見せられておらず、プレミアリーグ移籍の確率は薄れ始めている。
現場およびフロント陣でゴタゴタが続くバイエルン・ミュンヘンだが、左右のウイングに十分なアタッカーを有しており、年齢も比較的若いため、負傷の多いイタリア代表ウィンガーに狙いをつける必要性がなく、いずれのクラブにとってもターゲットになる可能性は低いと言わざるを得ない。
ただし、ユベントスが昨夏にリーズに移籍したウィルフリード・ニョント獲得に動き始めるのはあり得ない話ではない。トップリーグから降格してしまい、イタリア代表にも招集され続けるためにも、トリノにあるクラブへの移籍は魅力的に映るはずだ。
はたして、予想を覆す形で、キエーザが海外移籍を果たし、イタリア国内クラブのトップチームでプレー経験のないニョントはついに母国に上陸するのだろうか…?