アヤックスで通算121試合に出場している22歳DFユリエン・ティンバーは、この夏での退団が噂されてきた。新たなセンターバックを狙うリバプール以外にも、守備陣の強化を希望するマンチェスター・ユナイテッドとの関係が報じられてきた。
左利きのセンターバックに集中するリバプールは獲得に動き出すことはないものの、昨季までアヤックスで指揮を執り、昨夏もアヤックスから2選手を獲得したマンチェスター・ユナイテッド移籍濃厚と見られており、FAカップ決勝を観戦していたことも移籍を煽る材料になっていた。
海外メディア『The Athletic』によれば、プレミアリーグで上位争いのライバル、アーセナルが最も早く動きを見せ、3000万ポンド(約42億円)前後で獲得オファーを提示した。個人合意は問題ではなく、アヤックスが5000万ポンド(約70億円)を要求していることが障壁になり得るが、両クラブが歩み寄り、クラブ間合意が成立する可能性が高そうだ。
ネーションズリーグに参加していたオランダ代表でも15試合でピッチに立つ若きセンターバックは、右サイドバックでも起用できるため、日本代表DF冨安健洋の直接なライバルになり、ベン・ホワイトを加えて3選手でポジション争いが繰り広げられることになるかもしれない。
まだ獲得が決まったわけではなく、マンチェスター・ユナイテッドが争奪戦にジョインする可能性もある。ただし、マンUは買収問題を抱えており、そちらが決着がつかないと動きにくい状態であることは確かで、電光石火のビジネスでロンドン行きが決まることもあり得る。
はたして、ユリエン・ティンバーはアーセナルでプレミアリーグにチャレンジすることになるだろうか…?