昨夏の移籍市場でフラムからリバプールに加入したポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョは、シーズン前半戦こそ途中出場からプレー時間を確保したが、カタールW杯以降はベンチの外で過ごす試合も多く、ユルゲン・クロップ監督の信頼が薄れていった。
ミッドフィルダー陣の刷新に取り組むチームにおいて、来シーズンは序列がさらに下がる可能性が高まっており、レンタル移籍が濃厚になっていた。ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、完全移籍でも獲得を狙っていたRBライプツィヒへの1年間のローン移籍がまもなく決定する。
リバプールは同選手の将来性を信じており、完全移籍もしくは買取オプションを望んでおらず、今回の契約にも買取に関するオプションは含まれていないようだ。
RB Leipzig and Liverpool are closing in on Fabio Carvalho deal on loan until the end of the current season — clubs now working on final details to get it done next week. 🚨🔴✨ #LFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 22, 2023
Understand deal does NOT include buy option clause at this stage, club source confirms. pic.twitter.com/K26SXGkckH
若手育成に定評があり、同じくゲーゲンプレスをチーム戦術に用いていることから、過去にはリバプールに移籍した選手も多い。今季で退団したナビ・ケイタや最終ラインのレギュラーに定着したイブラヒマ・コナテに加えて、姉妹クラブのレッドブル・ザルツブルク出身という意味では、サディオ・マネや南野拓実も該当する。
一概に活躍したわけではないが、比較的似たプレースタイルを持つクラブで出場機会が確保さえできれば、将来的にはアンフィールドで輝ける可能性が高まる。はたして、元フラムMFはドイツで成功を収めることができるだろうか…?