ミッドフィルダー陣の世代交代および枚数確保に動いているリバプールは、今季ブライトンを6位に導いたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを獲得。カタールW杯でも頂点に立った同選手には、インサイドハーフとして攻守両面での働きが期待される。
試合を読む力に長け、適切なポジショニングを取り、味方を助けられる24歳ミッドフィルダーはこれまでのリバプールにはない長所を備えており、潤滑油の役割を任せられる。しかし、元イングランド代表FWダレン・ベントは今回の補強に疑問を投げかけており、もっと走れる選手を獲得すべきであると持論を展開した。
「彼らにとって必要な存在なのだろうか?誤解しないで欲しいが、私は彼のことは選手として好きだ。とてもいい選手だと思う。でも、彼はまったく走れない。考えてみれば、レッズの中盤の問題は何だったのだろう。走力がないんだよ。」
「勘違いしないでほしい…彼は信じられないようなミッドフィルダーだが、過去のリバプールや彼らを成功に導いた要素を考えると、いつも中盤で動き回っていた(ジョルジニオ・)ワイナルドゥムがいたんだ。」
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実際にチームにフィットするか、アンフィールドでも結果を残せるかはシーズンが始まらなければ分からない。ただし、今後の補強において運動量豊富なタイプのミッドフィルダーを狙っており、役割で言えば、ジョーダン・ヘンダーソンのように猛烈なプレッシングを連続して行える選手が理想的だ。
とはいえ、マック・アリスターも走れない選手ではない。ブライトンでは様々なポジションで献身的な動きで攻撃と守備に顔を出している。元オランダ代表MFのように追い回す印象はないが、的確なタイミングでプレスをかけられるチアゴ・アルカンタラにも近いタイプと言える。
はたして、アルゼンチン代表MFは元チャールトンFWの見解を覆し、リバプールをふたたびプレミアリーグの頂点に率いるようなパフォーマンスを披露できるだろうか…?