ミッドフィルダー陣の刷新に取り組むリバプールは、昨年アヤックスに所属していた頃からオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの動向に注目していた。昨夏にはバイエルン・ミュンヘンに移籍し、ドイツ王者でレギュラーとして活躍すると思われた。
しかし、実際はレギュラーの座を掴みきれずに、ベンチに座る時間が多く、満足の行くシーズンを送れなかった。そんな状況を知るリバプールはふたたび同選手に接近し、この夏の移籍市場での獲得を狙っている。
オランダ代表MFも現状を嘆き、バイエルンに待遇の改善を求め続けている。度々メディアにインタビューで移籍を仄めかしてきたが、バイエルンでの1年目のようなシーズンをもう2度と送りたくないと、正直な気持ちを改めて表明した。
「もっと出場できると思っていた。もっとチャンスがあると思っていた。」
「プレーしたいという情熱が、この年齢では一番大事なんだ。バイエルン・ミュンヘンでそうなることを願うし、そうならなければ、その先を見なければならない。」
「もうあんなシーズンは過ごしたくないって、みんなに言ったんだ。もちろん、常に先発メンバーに入ることはできないけど、レギュラーとしてプレーすることはできるし、多くの出場時間を得ることもできる。」
ESPN
アヤックス時代には未来のオランダ代表を担う逸材と評されたものの、ドイツ王者ではユリアン・ナーゲルスマン監督の信頼を得られずに、トーマス・トゥヘル監督のもとでは少し改善したが、スタメンの名を連ねる試合は限られている。
バイエルンは同選手の才能を評価しており、同クラブの会長は来シーズンはさらに出場時間が増えるだろうと楽観視。現時点で放出の意思は全くないが、もしも元アヤックスMFが移籍を志願すれば状況が変わる可能性がある。
はたして、リバプールは21歳ミッドフィルダーをアンフィールドに迎え入れることに成功するだろうか…?