2020-21シーズン、センターバック陣に離脱者が相次いだリバプールは、守備的MFファビーニョを最終ラインに落とさなければならなかった。しかし、ブラジル代表MFを本来のポジションで使うためにも、ユルゲン・クロップ監督は若手センターバックコンビ、ナサニエル・フィリップスとリース・ウィリアムズに信頼を寄せた。
フィリップスに関しては、その後ボーンマスへのレンタル移籍を挟み、昨季は5番手センターバックとしてクラブに残留。一方、リース・ウィリアムズはスウォンジーやブラックプールにローン移籍するも、移籍先で成功を収めることができずに、成長は停滞気味だ。
英国紙『The Scottish Sun』によれば、22歳の長身センターバックに対して、アバディーンが関心を示しており、同クラブを率いるバリー・ロブソン監督も獲得を熱望しているようだ。もしも移籍が成立すれば、今夏アバディーンに移籍した元リバプールMFレイトン・クラークソンとチームメイトになる。
昨シーズンは開幕前にブラックプールに移籍するも、徐々にプレー時間が減少し、シーズン途中にリバプールに復帰。その後は第25節クリスタル・パレス戦と最終節サウサンプトン戦でベンチ入りするも、出場機会は訪れなかった。
来季も同様にトップチームでの出番を得ることは難しく、アカデミーの試合が中心となる見通し。選手自身のキャリアを考えると、所属クラブを変える時期に差し掛かっており、スコットランド行きは再起に向けて良い選択になる可能性もある。
元イングランドU-21代表DFは、イングランドを後にして、アカデミー時代の同僚と同じルートを辿ることになるのだろうか…？