ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクが30歳を超えており、未来のディフェンスリーダーだったジョー・ゴメスの成長が停滞しており、若く信頼できるセンターバックがフランス代表DFイブラヒマ・コナテだけになっているリバプール。
この夏には中盤の若返りに躍起になっており、最低でも3選手を補強すると見られる。一方で、新たなセンターバック確保も目指しており、序列で5番手のナサニエル・フィリップスには退団の可能性が高まっている。
左利きのセンターバックを狙うリバプールだけに、現在はすでに争奪戦から撤退したと見られていたバイエルン代表DFバンジャマン・パヴァール獲得の噂が再燃している。クリスチャン・フォーク氏(ドイツ人ジャーナリスト)によると、同選手を巡り、バルセロナやリバプール、チェルシー、マンチェスター・シティがチャンスを伺っているようだ。
「イングランドの多くのクラブがパヴァールに興味を持っている。」
「パヴァールはシティのプロジェクトを見て、そこでどんな役割を果たせるかを考えている選手だと思う。バルセロナにはまだプレミアリーグのクラブと競争する資金がない。」
「リバプールとパヴァール。彼らは代理人と話をしたが、クラブと具体的に話をしたことはない。パヴァールに注目しているクラブは無数にあるわけではない。昔も今もバルサがいて、リバプールやチェルシー、もしシティがテーブルの上にいるなら、シティもあり得る。」
Caught Offside
バイエルン・ミュンヘンでは通算162試合に出場してきたフランス代表DFだが、2024年まで結ぶ契約を更新しないことを表明しており、フリートランスファーを避けるためにも、ドイツ王者はこの夏に売却する準備を進めている。
右サイドバックもできるユーティリティ性の高いディフェンダーであり、ユルゲン・クロップ監督として使い勝手は良い。ただし、前述の通り、左利きで左側のセンターバックを主戦場とする選手を条件に据えており、リバプールがパヴァール争奪戦で優位に立つことはないだろう。
はたして、リバプールは中盤強化に加えて、希望しているようなセンターバックもチームに迎え入れることができるだろうか…?