アレクシス・マック・アリスター獲得を決めたリバプールは、さらなる中盤の強化を目指して、ケフレン・テュラムやクアディオ・コネら若きミッドフィルダーに関心を示している。バイエルンMFライアン・フラーフェンベルフも候補のひとりで、アヤックス時代から注目していた人材だ。
ドイツ王者での1年目は決して満足のいくシーズンではなかった。ユリアン・ナーゲルスマン前監督から信頼を得られず、トーマス・トゥヘル新監督のもとでは状況が少し改善されたが、レギュラーになることはなかった。
ただし、バイエルンの首脳陣やコーチ陣は長期的なタレントとして評価しており、1年だけのプレーで同選手を手放すつもりはない。これまで現状に不満を漏らしていたオランダ代表MFは来季もドイツに留まる可能性が高いことを認め、同クラブでの成功を狙っていると前向きなコメントを残した。
「来シーズンもバイエルンにいることを想定している。それが僕のいまの気持ちなんだ。」
「僕は世界でもトップ “3” のクラブにいる。それは美しく、特別なことだと思う。だからといって諦めたりはしない。僕の目標はまだバイエルンで成功することなんだ。」
Liverpool Echo
リバプールはフラーフェンベルフの代理人と接触しており、選手側にも関心は伝わっている。所属クラブに対して移籍を志願する可能性も報じられてきたが、今回の発言を参照するに、気持ちはバイエルンでの競争に向いているように映る。
とはいえ、何が起こるかわからないのが移籍市場。リバプールが熱視線を送るオランダ代表MFは、1シーズンのみでドイツを後にする未来は来るのだろうか…？