長い期間に渡って、リバプールの中盤を支え続けたジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョらが年齢を重ねており、世代交代が迫られている。プレミアリーグが終了すると同時に、ブライトンを6位に導いたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを獲得し、幸先の良いスタートを切った。
ドミニク・ショボスライを確保した後も、フランスU-21代表MFコンビらが獲得候補に挙げられる中、イタリア方面のゴシップ紙はインテル・ミラノMFニコロ・バレッラへの関心を継続的に伝え続け、彼らによれば、今夏の移籍に向けて前進するかもしれない。
イタリア紙『Il Tempo』によると、リバプールはイタリア代表MFに対して、6800万ポンド（約95.2億円）でのオファーを準備しており、同じく関心を寄せるマンチェスター・ユナイテッドやニューカッスル・ユナイテッドを出し抜く構えようだ。
2026年まで契約を結ぶ同選手は、しばらくプレミアリーグ挑戦が噂されてきた。豊富な運動量と攻守両面での高いパフォーマンスで、インテルでは通算187試合20ゴール44アシストを記録。同国代表でも44試合で8ゴールを挙げている。
セリエAを代表するミッドフィルダーに成長した元カリアリMFの今夏での退団を見越して、チームを率いるシモーネ・インザーギ監督は後継者を探し求めているとも報じられており、イングランドにステップアップを果たすかもしれない。
しかし、リバプールが6800万ポンドもの金額を費やすわけもなく、アンフィールドでプレーすることはあり得ない。最優先は高さと力強さを持ち合わせるニースMFケフレン・テュラムのような選手で、バレッラは条件のどちらも満たしていない。
ニューカッスルも同じくイタリア代表MFサンドロ・トナーリ獲得を決めており、同国の同僚に触手を伸ばす可能性は低い。マンチェスター・ユナイテッドもチェルシーMFメイソン・マウントを獲得しており、セリエAに視線は向いていない。
現時点ではイタリア残留の確率が高い26歳ミッドフィルダーだが、予想を翻して、プレミアリーグに初挑戦する日はやってくるのだろうか…？