一時は就任から遠のいたように見えたスティーブン・ジェラード監督のサウジアラビア行き。しかし、ここ数週間で話し合いが順調に進み、アル・イテファクのジェラード監督が誕生した。同クラブとは2年契約を結び、新たな監督キャリアを再スタートさせる。
現役時代はアンフィールドで歴史に残る活躍を見せた元リバプールMFは、チームの補強に向けて、プレミアリーグに視線を送っており、かつてのチームメイトやライバルに関心を寄せている。
英『Daily Mail』クリス・ウィーラー記者によると、ジェラード監督はリバプール時代にキャプテンを譲ったジョーダン・ヘンダーソンとチェルシーで構想外となっている元アーセナルFWピエール=エメリク・オーバメヤン獲得を狙っているようだ。
昨夏の移籍市場でバルセロナからチェルシーに加わったガボン代表FWは、今夏での退団が噂されており、カンテやクリバリ、メンディーら元チームメイトと同様に、サウジアラビア行きが濃厚と見られており、アル・イテファクにとっては障害は少ない。
一方で、ヘンダーソンを獲得できる可能性は限りなく低い。33歳のミッドフィルダーは2025年まで契約を結んでおり、ジェームズ・ミルナーが去ったチームにおいて、これ以上のリーダシップを欠くことができないリバプールがキャプテンを手放すとは考えにくい。
ミッドフィルダー陣に新戦力が増えており、若手選手も多い中で、少なくとも残り2年間はアンフィールドで彼らのサポートを行い、あわよくばそのまま引退が理想的なキャリアプランと言えそうだ。
はたして、ヘンダーソンも他のスター選手たちと同じく、中東に新天地を求める未来はあり得るのだろか…?