昨夏の移籍市場でフラムからリバプールに加わったポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョ。シーズン前半こそ途中出場からプレーする機会を得ていたが、カタールW杯開催後はほぼピッチに立つこともなく、ベンチ外に追いやられることもしばしば。
ミッドフィルダー陣の強化を推し進めるリバプールにおいて、来季も出場時間は限定的になることが予想された20歳ミッドフィルダーはローン移籍を決意。若手育成に定評のあるRBライプツィヒに1年間のレンタルが決まり、同選手は新たなクラブでの抱負を語った。
「若い僕にとって、イングランドからブンデスリーガ、そしてRBライプツィヒに移籍するのは大きなステップだ。とても良いプレーをし、近年とても成功しているチームに加わることになったね。この新しい挑戦をとても楽しみにしているよ。」
「僕の目標は、リーグ戦、カップ戦、そして何よりもチャンピオンズリーグで、できるだけ多くプレーすることだ。RBライプツィヒは、若い選手たちにまさにこのチャンスを与えるクラブで、だからこそ、僕がさらに成長するのに最適なクラブなんだ。」
RB Leizpig’s media
プレミアリーグではフィジカルで負けることも散見され、慣れない左ウイングでのプレーもおぼつかないまま、加入初年度を終えた印象が強い。時折見せるテクニックや攻撃センスは流石で、ブンデスリーガで強さとともに、屈強なセンターバックをもろともしないプレーを身に付けられるか。
RBライプツィヒはこの夏に、フランス代表FWクリストファー・エンクンクをチェルシーに、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライをリバプールに売却しており、クロアチア代表DFヨシュコ・グバルディオールもマンチェスター・シティ移籍が濃厚と、大幅な入れ替わりの最中。
レギュラーが定まっていないチーム事情もあり、カルヴァーリョにも大きなチャンスがある。ドイツで経験を積んで、来シーズン以降でアンフィールドでもスターティングラインナップに名前を刻めるだろうか…?