アルゼンチン代表MFとハンガリー代表MFを確保したリバプールは、中盤の再構築に向けて、ファビーニョの代わりとなれる守備的ミッドフィルダーに関心を寄せており、最近の報道ではサウサンプトンMFロメオ・ラビアがトップターゲットと見られている。
昨夏の移籍市場でマンチェスター・シティからサウサンプトンに加入した若きベルギー代表MFは、シーズンを通じて34試合に出場。チームがプレミアリーグから降格したため、同選手は移籍を希望していると言われ、リバプール以外にもアーセナルやチェルシーが関心を示している。
海外メディア『FootballTransfers』によれば、熾烈な争奪戦が展開されているものの、サウサンプトンMFはアーセナル移籍を望んでいるようだ。その背景には、チャンピオンズリーグでのプレーやミケル・アルテタ監督の存在、中長期のプロジェクトがあると伝えている。
しかし、アーセナルはウェストハムMFデクラン・ライス獲得に近づいており、守備的ミッドフィルダーのポジションは埋まってしまう。トーマス・パーテイには退団の噂が飛び交っているが、経験豊富なイタリア代表MFジョルジーニョが控えており、急務の補強ではない。
一方で、リバプールは中盤の底を任せられ、ファビーニョの後釜として、またステファン・バイチェティッチのライバルとしてプレーできる選手を探している。ケフレン・テュラムの名前も燻っているが、あくまで現時点での最優先はラビアのようだ。
サウサンプトンは5000万ポンド(約70億円)を要求しているものの、選手側の要望や来季チャンピオンシップでのプレーを余儀なくされることから、交渉余地は残されているはずだ。
今回の報道の真意は掴めないが、リバプールは3人目の補強として、19歳の守備的ミッドフィルダーをアンフィールドに迎え入れることはできるのだろうか…?