アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライを獲得し、ミッドフィルダー陣の若返りに加えて、アップグレードに成功したリバプール。現在は守備的ミッドフィルダーに注目しており、サウサンプトンMFロメオ・ラビアに熱視線を向けている。
中盤に新戦力が最大3選手加わり、カーティス・ジョーンズやステファン・バイチェティッチ、ハーヴェイ・エリオットらも成長している中、32歳MFチアゴ・アルカンタラの去就が慌ただしくなっており、この夏での退団も噂されてる。
海外メディア『The Athletic』ジェームズ・ピアース記者とデイビッド・オーンスタイン記者はそれぞれ同選手の現状に触れ、サウジアラビアから本格的な関心を寄せられているものの、正式なオファーは提示されおらず、来シーズンもリバプールでのプレーが濃厚であると伝えた。
「チアゴ・アルカンタラはサウジアラビアからの強い関心を集めており、リバプールMFはすでに高額オファーを拒否している。」
「リバプールには今のところ彼に対するオファーを受け取っておらず、選手側に直接アプローチがなされた。」
ジェームズ・ピアース記者
「チアゴは最近、サウジアラビアのクラブからの正式なオファーを1つ断り、今週末のカークビーでのプレシーズンの練習に戻ることに集中している。」
「もしチアゴが移籍を望んでいるのであれば、リバプールは決断を迫られるだろうが、現状ではユルゲン・クロップ監督は彼を構想に含んでおり、彼とともにシーズンに突入する予定だ。リバプールは、彼が最後の1年を過ごし、フリーエージェントとして2024年に旅立つことを止めはしない。」
デイビッド・オーンスタイン記者
2020年の夏にバイエルン・ミュンヘンとの契約延長交渉を拒否し、契約切れまで残り1年のタイミングでリバプール移籍を決意。味方すらも惑わす奇抜なパスや経験に裏打ちされた的確なポジショニング、ボール保持能力などレベルの高さを見せ付けたが、いかんせん怪我が多すぎる。
加入初年度もコロナの影響もあり、シーズン前半を棒に振り、2シーズン目も数週間の離脱を繰り返した。昨シーズンは3度も離脱を経験しており、シーズンを通して計算できる選手とは言えず、来年に契約満了とともに、アンフィールドを離れることが濃厚だ。
適切なオファーが届けば、この夏にも放出を検討する趣旨の報道も出始めている。現時点では残留の確率が高いが、プレシーズンでの若手選手の活躍などによっては、移籍市場が終了するまでに動きがあるかもしれない…