これまで通り、リバプールの補強は迅速だった。ブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを獲得すると、RBライプツィヒからハンガリー代表MFドミニク・ソボスライも迎え入れた。
ミッドフィルダー2選手の加入により、ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、カーティス・ジョーンズ、ハーヴェイ・エリオット、ステファン・バイチェティッチら現有戦力に合わせると、全体で8名がスタメン争いを繰り広げることになる。
海外メディア『The Athletic』ジェームズ・ピアース記者は、トレント・アレクサンダー=アーノルドもミッドフィルダーとして計算に入れながらも、中盤の枚数が揃っており、リバプールはこれ以上の中盤強化に前のめりではなく、誰かが退団した場合のみ補強に動くと報じている。
Romeo Lavia admired but #LFC not currently pursuing a third new face in midfield. Including TAA, they have 9 options in that department.
— James Pearce (@JamesPearceLFC) July 5, 2023
Situation only likely to change if someone leaves. Also, feeling that Lavia massively overpriced at £50m. https://t.co/9iNmfZUoSW
ロメオ・ラビア争奪戦に本格参入と見られていただけに、ワクワクしていたサポーターも多いことだろう。しかし、プレミアリーグから降格したサウサンプトンが要求する金額は強気であり、リバプールが躊躇するのも理解できる。
現在のミッドフィルダー陣で退団の可能性があるとすれば、元スペイン代表MFチアゴのみだが、残留の可能性が高く、中盤の刷新はこれにて終了になる可能性が高まっている。
一方で、アレクサンダー=アーノルドを中盤で起用するとなると、気になるのは右サイドバック。控えの第2候補はジョー・ゴメスで、第2候補はコナー・ブラッドリーだが、少々経験不足感は否めない。
そもそもシステム自体をいじる可能性も否定できないが、中盤を3枚と考えると、フォーメーションは限られる。左利きセンターバックも補強ポイントと報じられる中で、リバプールは中盤強化をこのまま手仕舞いし、ディフェンス強化に乗り出すのだろうか…?