昨シーズンはギリギリでブンデスリーガの王者に輝いたバイエルン・ミュンヘンだが、クラブ運営がうまく回っていないことは明らか。ロベルト・レヴァンドフスキに代わり、得点量産が期待された元リバプールFWサディオ・マネが同僚に手を挙げる一方で、シーズン終了後にはCEOとスポーティング・ディレクターが解任された。
不安定な状況が続く同クラブに所属する元アヤックスMFライアン・フラーフェンベルにはリバプールが関心を示しており、マネやザビッツァーあたりにも退団の可能性が出回っており、この夏に大幅な入れ替えが行われるかもしれない。
バイエルンで通算100ゴールを奪い、西ドイツ代表としてW杯優勝も成し遂げたローター・マテウス氏は、フラーフェンベル含めた5選手の名前を提示。最大で6人の選手がバイエルンを退団するだろうと自身の見解を綴っている。
「バイエルンは、とりわけストライカーのポジションを強化するだろう。世界のメリーゴーランドはまだ勢いを増していない。もしかしたら、（キリアン・）ムバッペが物事を加速させる最初のピースになるかもしれない。 バイエルンは宿題をこなすだろうが、もう少し忍耐が必要だ。」
「来シーズン、現在のメンバーから5～6人の選手がバイエルンのユニフォームを着なくなるのは間違いない。(ヤン・）ゾンマー、（アレクサンダー・）ニューベル、（ライアン・）フラーフェンベルフ、（マルセル・）ザビッツァー、（サディオ・）マネが候補だ。」
「バイエルンがストライカーと選手を交換し、いくらかの資金を上乗せする可能性も十分にある。もしかしたら、誰かが（レオン・）ゴレツカに興味を持っていて、オファーできるストライカーを持っているかもしれない。バイエルンは新しい選手のための場所を作り、移籍金も支払わなければならない。やることはまだたくさんある。」
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元アヤックスMFについては、会長が残留を示唆するなど来季もブンデスリーガでプレーする可能性が高まっている。一方で、ゾンマーやザビッツァー、マネらは以前として放出の噂が絶えず、新シーズンは別のクラブでのプレーしている確率が高い。
さらには、フランス代表DFベンジャマン・パバールは契約更新をしない旨を明言しており、この夏の売却もあり得る。リュカ・エルナンデスはPSG加入が決まり、ヨシュア・キミッヒにも強豪クラブが動向を注目しているとも。
ふたたび圧倒的な力を見せ付けるためにも、イングランド代表FWハリー・ケインにも興味を寄せるバイエルンだが、最適な人員整理を行ったうえで、最適な選手を補強できるのだろうか…？