ミッドフィルダー陣の強化とセンターバック獲得を狙うリバプールは、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを手中に収めた後も、精力的に移籍マーケットで動き回っており、複数のミッドフィルダーと連絡を取っている。
現時点で補強第2号は決まっていないが、開催中のU-21欧州選手権2023が終了次第、移籍に向けた動きが活発化しそうだ。そうした状況において、リバプールはエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者候補にも目を向けている。
ポルトガル紙『Record』によれば、18歳ながらトルコの名門、フェネルバフチェで51試合9ゴール12アシストを決めているトルコ代表FWアルダ・ギュレルに関心を寄せているようだ。しかし、同選手にはレアル・マドリードやバルセロナ、アーセナル、ベンフィカと数々のクラブが視線を送っており、獲得レースは熾烈を極める。
元々は攻撃的なミッドフィルダーだったが、今シーズンからは右ウイングでのプレー回数を増やしており、右サイドからのカットインでゴールチャンスを作り出す。ドリブルテクニックは言わずもがな、サッカーセンスを感じさせるトルコ代表の逸材は同クラブで背番号 “10” を背負っている。
強引なドリブル突破やペナルティエリア付近から巻いたミドルシュートを放つプレースタイルから、どこかマンチェスター・ユナイテッドFWアントニーにも似たような雰囲気を持つ。
報道に関わらず、リバプールの注力ポイントはミッドフィルダーとセンターバックだ。クィービーン・ケレハーの去就次第では、2番手GK獲得に動く可能性もあるが、現時点でこの夏にフォワード獲得に動く可能性はない。
18歳と未来のある才能だけに、未来に向けた補強という意味合いでは面白いオプション。ただし、アカデミーにはスコットランドU-21代表FWベン・ドークや元ダービーFWカイデ・ゴードンらが同じポジションにおり、獲得の必要性には疑問を抱かざるを得ない。
契約解除金が1500万ポンド(約21億円)と割安なタレントだが、この夏に新天地に移ることはあるのだろうか…?