ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラ、ファビーニョら現在の主力組から、新たな時代を担うミッドフィルダー陣を形成するために補強に動いているリバプール。アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ獲得後も、中盤強化を狙う可能性を残す。
今年3月に、海外メディア『90min』がリバプールとトッテナムからの関心を報じていたベンフィカMFフロレンティーノ・ルイスにも動きがあったようで、両クラブにとってチャンスが巡ってきているようだ。
2019年にベンフィカでトップチームデビューを飾り、2度のローン移籍を経て、今シーズンは国内リーグ戦で33試合、チャンピオンズリーグでも予選含めて14試合に出場を果たしたポルトガルU-21代表MFが売却対象になったと、『Sky Sports』ジャンルカ・ディ・マルツィオ記者が伝えた。
最終ラインの前で果敢かつ的確なタックルや読みで相手の攻撃を凌ぐ23歳ミッドフィルダーは、2027年まで契約を結んでいるものの、イタリア人記者によれば、3000万ユーロ(約39億円)で獲得可能で、サンドロ・トナーリを失ったACミランが関心を寄せている。
現時点でリバプールが同選手に興味を持っている、もしくは具体的な行動に出ている報道は出ていない。仮にも、獲得リストに名前が載っていたとしても、優先順位は低く、今夏のターゲットにはならなそうだ。
チャンピオンズリーグでの経験は貴重で、怪我なく数多くの試合に出場できる安心感はメリットが大きい。しかし、フルシーズンをレギュラーとして過ごしたのが昨季が初めてで、プレミアリーグの強豪クラブに渡るには物足りなさは否めない。
噂のあるACミランに移籍し、複数シーズンをスタメンとしてプレーし、チームを強くした暁には、イングランド行きの可能性も高まるが…はたして?